ふうちゃんふうちゃんは、3年前の7月にインターネットで見つけた猫でした。横浜にお住まいのお若いご夫婦が野良猫にいじめられていた 片脚が骨折していた子猫を保護して、里親を探していたのでした。 だから、正確な誕生日はわからないのです。 7月に4ヶ月くらいだったので、3月に生まれたのかなということで、 3月なら3日が覚えやすいということでこの日になったのです。 ふうちゃんが女の子だったら、この日がぴったりでしたが、残念ながら ふうちゃんは男の子、桃の節句には関係がありません。 我家に来た翌日のふうちゃん(4ヶ月くらい) ふうちゃんが我が家に来ることになったことをお話するには、 その前にもうひとりの子猫を紹介しなければなりません。 美生(みお)からふうへ =03/06/20の記録から= 公園に捨てられていた瀕死の子猫を保護したのです。 蛆が体の中に入ってしまい獣医さんで一度は安楽死という話になりましたが、 看護婦さんが根気よく取ってくださったお陰で何とか持ち直し、 昨日退院して私が授乳や排泄などの面倒をみています。 まだ抵抗力がないので哺乳瓶などの煮沸消毒もし、体重も計っています。 今、150gくらいです。ちゃんと育つといいのですが・・・。 150gのいのちが掌に乗る = 03/06/22= 145gの子猫175gになった三日目の夜 身体と同じ大きさの哺乳瓶で10cc飲んだ 10cc飲んで5cc出して5g増えた =03/06/24= 再びの命の危機を乗り越えよ 君に与える呼び名は美生 /ミオ * 今日子猫ちゃんが急変し、今日は往復1時間の動物病院に 3回行きました。 昼間は病院でインターフェロンを注射してもらったり、 胃に直接ミルクを入れてもらいましたが、手元に置いて あげた方が(それだけ危ないということかもしれません。 あとは子猫の生命力と祈りしかありません)ということで 夜は家に戻っています。 1ccの注射器で少しずつミルクを飲ませています。5cc飲むのに 30分かかっています。煮沸消毒をしながら1時間半ごとにあげると 間がほとんどありません。でも、今夜が大事な時です。 頑張って生き抜き、じゃれて遊ぶ楽しさを味わってほしいと 思います。 =03/06/25= こんな時魔法使いになりたいよ 消え入りそうないのちの前で =03/06/26= 神よ 神通力を与え給え 子猫の命甦らせよ 生まれ来し尊きいのち奪いしは心無きものやはり人かと 亡くなりてその後尋ねし性別はオスということやんちゃもせずに ヒ 次の世はお腹を満たし陽に憩い草に戯れ蝶と遊べよ 次の世は母のお乳で満たされてその温もりに包まれていよ 猫逝きて保育器ののような虫かごのカイロは未だ暖かいまま 棺なる小箱はあまりに軽すぎてその命の短さ語る 同じように子猫のままで永眠すナナちゃんの横ミオちゃんの墓 君の墓花を植えむと庭中を探して決めた四葉のクローバー *四葉のクローバーは園芸種 ***** 安楽死という覚めない麻酔で目が覚めない じゃれることも知らないで眠るばかりの赤ちゃんで終わる 安楽死 ただ雨を見ている ***** いのちの灯火消えそうなときも 呼びかけに応えてくれようとしていたね 口がかすかに動いたこと ちゃんとわかったよ ありがとう **** 18日の朝、保護してから9日間育てました。 一日5.6回のミルクと排泄など。後半は5ccに一時間かかったり せめて体温と心音をと思い、腹巻を使ってお腹に入れていたりもしました。 けれど、そのダメージに生命力は勝てませんでした。残念です。 03/07/22 美生ちゃんが無事育っていたらこんなふうになったと思われる子猫を引き取りました。 この子も野良の時に後足を骨折して自然にくっついてしまったという保護猫なのですが、 今は(ずれてくっついているというのですが)そんなことが信じられないくらい元気一杯の やんちゃ坊主です。 2006.3.3記 続く・・・・ |